グローバルパートナーズ株式会社代表取締役 山本 康二さん

山本 康二

「日本一若者を信じる会社」グローバルパートナーズ株式会社 代表取締役社長

光通信で数々の事業を手がけ、国内トップシェアを獲得

28歳で日本最年少・最短で取締役に就任

投資したベンチャー企業100社以上がIPO

これまでに680名以上の経営者を輩出

アリババの日本事業立ち上げや、複数の上場企業の代表も歴任


今回は、そんな挑戦し続ける山本さんにインタビューしてまいります!

(聞き手・文:都丸じゅり)


「支配からの卒業」とは?
山本康二さんが語る若者の“やりがい”と“自由”


都丸:現在はどのような活動を行っていますか?

俺は、若者が「社会って自分ごとなんだ」って思える環境をつくることを軸にやってる。教育とか人材マッチングとかいろんな事業もあるけど、一番大事にしてるのは、若者が自分の意思とか感情に素直に動ける会社づくりなんだよね。

働き方とか表現の自由ってめちゃくちゃ大事でさ、「自分の物差しで生きる」って文化を会社に根付かせたい。だから社員が本音を出せる職場とか、安心して挑戦できる安全基地みたいなコミュニティとか、遠慮なしに発言できる仕組みとか、そういうのを取り入れてる。

結局、困難とか失敗を恐れず挑戦できる環境があってこそ人は育つ。だから日々そういう実践を通して若者を支援してるんだよ。


都丸:15歳の時に「支配からの卒業」を感じられたと伺いました。その頃から現在まで、どのようにご自身のやりがいや環境を作ってこられたのでしょうか?

俺は15歳ぐらいの時にロックンロールを聴いてて「この支配からの卒業」とか「僕が僕であるために」とか、そういう歌詞を聴いたときにハッとしたんだよ。あ、俺は大人が作ったレールと物差しの中で生かされそうになってると。この牢屋から、この鳥籠から逃げ出さなきゃいけない、そう思ったんだよね。それで「自分がどう思うか」だけを頼りに生きていくって決めて、そこから環境もやりがいも、自分の物差しで作るようになった。親とか先生とか周りが言う「こうすべき」に合わせるんじゃなく、自分の中から湧き上がる情熱に従うようにしてきた。


都丸:活動を通して世の中に特に伝えたい思いはなんですか?

一番伝えたいのは、「若者が自分の物差しで生きる」ってことなんだよね。親とか先生とか、社会の常識とか、敷かれたレールに合わせて生きるんじゃなくて、自分は何をしたいのか、どんな環境で生きたいのかを考えて選ぶこと。それが結局、やりがいとか生きがいにつながっていくと思ってる。あとね、傷つくことを恐れないこと。失敗も怖がらずに挑戦すること。そういうのを繰り返す中で、心ってどんどん強くなるんだよ。無難に流されてるだけじゃ、強さも自由も手に入らないからさ。


都丸:その現状に対しての最大の障壁は何になりますか?

やっぱり一番の障壁は「周りの期待」だと思う。大学に行かなきゃとか、いい会社に就職しなきゃとか、結婚しなきゃとか。そういう“当たり前”が押し付けられると、自分の本当の声が聞こえなくなっちゃうんだよ。

でもそれを突き破って、「いや、俺は俺の人生を生きる」って決められるかどうか。そこが大きいと思う。


都丸:社会での「当たり前」を変えることはできますか?

もちろん変えられると思うよ。ただ、一気に社会全体をドカンと変える必要はない。だからこそ「自分の身の回りから動かす」ことが大事だと思うんだ。たとえばさ、身近なコミュニティとか会社とか、学生サークルで「本音でしゃべれる空気」をちゃんとつくるとか。会社だったら広報でキラキラした部分だけ見せるんじゃなくて、普段のリアルとか困難も含めて発信するとか。採用の場面でも盛ったりせずに、ちゃんと本当のことを伝える。そうやって小さい変化を積み重ねていけば、草の根で“常識”をじわじわ塗り替えていけるんじゃないかなって思う。


都丸:最後に、若者へのメッセージをお願いします!

「やりがい」とか「生きがい」って外から降ってくるもんじゃなくて、自分の中にあるものなんだよね。だから人と比べる必要なんかない。SNSで誰かの人生と比べて落ち込むんじゃなく、自分の物差しを信じてほしい。

若者にはまだまだ無限の可能性がある。「俺は俺でいいんだ」って思えたときに、初めて本当の自由とやりがいを感じられるはずだよ。


山本康二さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!

(聞き手・文:都丸じゅり)


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