良縁広場 代表 福島由貴さん

福島由貴

良縁広場代表。元保育士であり、法人営業職も経験。自身の結婚と仕事の両立から「結婚によって人生は大きく変わる」と実感し、人生を前向きに進めたい人の背中を押すために結婚相談所を立ち上げる。日本最大級の婚活ネットワークIBJに加盟し、安心と信頼を軸に少人数制のサポート型相談所を運営中。東京都内を拠点に、20代〜50代の幅広い層の結婚を支援している。


今回は、そんな挑戦し続ける福島さんの魅力に迫ってまいります!

(聞き手・文:光村紀勝)


「結婚したい」を、ちゃんと叶える時代に


光村:事業内容について教えてください。

良縁広場はIBJに加盟している結婚相談所です。マッチングアプリの利便性と、仲人の手厚い支援を組み合わせた“ハイブリッド型”を採用しています。会員はアプリのように9万人以上のプロフィールから相手を探しながら、必要なタイミングでプロの仲人からサポートを受けられる。月額は相場に合わせた16,500円から始められ、プロフィール作成や証明書提出を通して信頼性を担保しています。安心して結婚に向き合える環境を提供することを大事にしています。


光村:事業を通してどの様な社会貢献・社会課題に取り組んでいますか?

「結婚したいのに、できない」という声が年々増えている一方で、その声がきちんと拾われていないのが現実です。良縁広場は、仕事が忙しくて時間が取れない人、マッチングアプリで疲れてしまった人などに対して、“真剣な出会い”に集中できる場を届けています。結婚を通じて人生を前向きに歩んでいけるようサポートすることが、少子化や孤独の問題への一歩だと考えています。


光村:その社会貢献・社会課題の実現に対しての社会の現状を教えてください。

結婚願望自体は20年前と比べても減っていません。ただ「結婚したいけどできない人」が増えている。マッチングアプリは普及しましたが、信頼性や真剣度の面で課題が多く、本気で結婚したい人にとっては使いにくい現実があります。実際、アプリでの出会いに疲れた方が相談所に流れてくるケースも増えています。


光村:その現状に対しての最大の障壁は何になりますか?

一番の壁は、「結婚相談所=最後の手段」という古いイメージです。特に若い世代ほど、堅苦しいとか高そうとか、ハードルが高いと感じてしまう。価格や制度に納得しても、心理的な敷居の高さがブレーキになっているのが実情です。また、相談所自体の数も多く、どこを選べばいいのかわからないという声もあります。


光村:その現状を打破するためにどの様な行動をされていますか?

私たちは“少人数制”を徹底し、一人一人とこまめにやり取りしながら、きめ細かくサポートしています。また、証明書提出の義務化や、プロフィール項目の充実によって、真剣度の高い会員だけを集めています。美容や撮影のサポートも行い、「相談所っぽくない」親しみやすさを意識して運営しています。


光村:誰もが社会貢献を考え、社会をより良くしていくには、どうすれば良いとお考えですか?

社会貢献って大きなことじゃなくて、「目の前の人の人生をちゃんと支えること」だと思います。私は結婚という人生の大きな選択肢に関わる中で、その人が前向きになれる環境をつくることが、自分なりの社会貢献だと思っています。まずは誰か1人を幸せにすることが大切でそれが広がっていけば、結果的に社会全体が良くなると考えています。


光村:これからの時代をつくる大学生や新社会人に向けて、メッセージをお願いします!

「いつか結婚したい」と思ってるなら、まずは自分の未来に向き合ってほしいと思います。でも、情報に触れておくこと、話を聞いておくことはきっと後で効いてきます。結婚はゴールじゃなく、人生をどう生きたいかの延長線。だから今、自分の幸せってなんだろうと考えることが、すべての始まりになるはずです。

福島さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!

(聞き手・文:光村 紀勝)