子ども食堂『りとるふぉれすと』 笹岡 岳史さん
笹岡 岳史
千葉県・木更津高校在学中に活動を開始
社会問題への関心はネットでの情報接触がきっかけ。
特に「子ども」に関する課題に強い関心を持つ
2025年4月より大学1年生として新たなステージへ
中学・高校と続けたバレーボールが日々のモチベーションに
今回は、そんな挑戦し続ける笹岡さんの魅力に迫ってまいります!
(聞き手・文:原田空宙)
こども食堂で
優しい居場所づくり。
原田:活動内容について教えてください
「こども食堂」を運営していて、学生が子どもたちに食事を作り、提供しています。また子どもたちや、その保護者の方々とも交流しています。
保護者の方々とも交流している理由は、日々の子育ての不安や悩み、そういうものを抱え込んでしまっている人が多いからです。特に東京都では、やはり地方に比べて近所のつながりが少なかったりするので、こども食堂を一つの居場所として、保護者同士でも交流できる場を提供し、悩み・不安を共有していただきたいと思っています。
原田:印象的だった活動はなんですか?
一番印象的だったのは4月に近くの公園で「お花見こども食堂」を開催したことです。
普段は近くの公共施設を活用してこども食堂を開催していたんですが、春はお花見の時期ということで、子供たちと一緒にお花見をしながら、こども食堂を開催しようということで企画しました。
近くの公園にみんなで朝から集まって、子供たちや保護者の方と一緒に食事を楽しんだり、あとは高校生や中学生の方と一緒に、子供たちは鬼ごっこなどをして楽しんでました。
スタッフと子供たち、保護者合わせて30人から40人くらいの方が参加してくれたんです。
原田:団体の組織体制についても教えてください
私が今実行委員長としてトップにいて、私と一緒に同い年の5人が一緒に中心となって運営しています。
中心の5名に加えてボランティアとして参加していただいている方も多く、現在合計で160人の方がいます。
原田:どうやってその人数を集められたんですか?
最初ボランティアを募集したんですが全然集まらなくて。これはちょっとどうにかしなきゃということで、仲間と相談してインスタのリール動画を作成したんです。それが39万回も再生されるほどバズって、多くの方からボランティアやりたいですっていうDMでいただけました。
フォロワーも、最初100人くらいだったのが1,000人に増えました。あとはボランティアだけじゃなくて、食材などで支援したいという方も連絡をいただきました。
原田:この活動を始めたきっかけはなんだったんですか?
私がもともと高校に入学してから地元の木更津市で子ども食堂のボランティアに参加していたんですけど、最初はやはり興味本位でボランティアとして参加していて。その中で、こども達の笑顔であったり、保護者の方々の感謝の声というのもを聞いて、こども食堂の役割や意義というものを感じていきました。
保護者の方々も「子ども食堂という場所があって子どもたちも自分たちも笑顔になれるから感謝しています」と伝えてくれて。その場所で意義や役割というのを実感し、自分で立ち上げようと思いました。
原田:今後のビジョンを教えてください
団体としては、この先も子どもたちやその保護者の方々に、食事やコミュニティとしての居場所を提供していきたいと考えています。そして、それを今の世代だけじゃなくて、やはり下の世代にもどんどん引き継ぎながら持続的に子ども食堂としての役割を担っていきたいと考えています。
今の世代が、やはり大学進学であったり、就職となってしまうと、子ども食堂の運営ができなくなってしまうので、下の世代にどんどん運営のノウハウとかを教えながら、この先も子ども食堂を提供し続けていきたいと思います。
原田:最後に、若者へのメッセージをお願いします!
今何かやりたいとか悩んでいる人は、とにかく自分のやりたいことに挑戦してみるのが大切だと思っています。やはり挑戦してみることで学べることがすごく多いので、失敗を恐れているかもしれないですけど、やはりその失敗も必ず学びになるので、好きなことややりたいことはどんどん挑戦していってほしいです。
笹岡さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました!
(聞き手・文:原田空宙)
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