株式会社DOU 代表取締役 石部達也さん

石部達也

2014年

株式会社リクルート入社。 SUUMO Air ペイ ゼクシィ縁結びなどの開発に携わる。

2018年8月

株式会社pitpa創業。 ポッドキャスト制作を通じて企業のメディア戦略を支援。 2024年

ポッドキャスト事業を売却。

現在は株式会社DOUにて 「キャリアパスポート」 を展開し、 学生のスキル可視化を支援中。


今回は、そんな挑戦し続ける石部さんの魅力に迫ってまいります!

(聞き手・文:都丸じゅり)




キャリアパスポートで
個別最適なキャリア支援を!


都丸:事業内容の「キャリアパスポート」について教えてください

学歴や肩書きでは見えない「人間力」を可視化し、就活や進学に活用できるツールを提供しています。

部活やアルバイト、インターンなどの活動を通じて、仲間からの評価をブロックチェーン証明書で可視化します。例えば、「この学生はコミュ力が高い」といった他者評価がデータとして蓄積され、証明ツールとして活用できます。

現在はエントリーシートにURLを貼る形で提出する学生がいます。企業側が「リファレンスとして有用」と判断すれば、自然に導入が進むと思っています。


都丸:この事業を始めたきっかけはなんですか?

ポッドキャスト制作時に千葉工業大学の学長と話し、デジタル証明書の可能性を知りました。単位取得証明書を発行した経験をもとに、「課外活動の証明にも使えるのでは?」と考え、事業化しました。


都丸:取り組んでいる社会課題を教えてください

これからの時代、「有名大学」や「大手企業」が一律のゴールではなく、個別最適なキャリア支援が必要だと考えています。学生が自分の得意なことを知り、それを伸ばせる機会を作ることが課題解決につながると考えています。


都丸:その社会貢献・課題の実現に対しての社会の現状を教えてください

課題としては個別にキャリア教育をするとなると、純粋にリソースがかかるので、かなりの人件費がかかります。

キャリアパスポートなら、何を学んだとかどういう評価をされているのかというデータが蓄積されるので、それをAIに学習させてアセスメントしていくことが可能です。

AIが個人個人に応じてサポートしてくれたらより可能性を広げて就活できる学生が増えると思います。


都丸:事業を通して未来の社会にどのような変化をもたらしたいですか?

自分の「好き」を知り、一歩踏み出せる人を増やしたいですね。周りに流されるのではなく、自分の内発的動機に基づいて行動できる人が増えれば、後悔のないキャリア選択ができると思います。


都丸:「キャリアパスポート」を今後どこに展開していきたいですか?

教育機関と連携しながら学生が育つ場を作りたいと思っているので、大学・高校・中学と組んで事例を作っていきたいです。

実際大学のキャリアセンターは、主体性を問うような教育プログラムを考えていることが多いので、いわゆるアクティブラーニングみたいな授業に導入したいというニーズがあります。

教務部ベースだとポートフォリオを作りたいというニーズがあったりするので、課外活動だけじゃなく、座学の授業での証明書も出したいという依頼も来ます。座学形式の授業と課外活動のような主体性のある授業、両方にニーズに合わせて証明書の発行システムを提供しています。


都丸:これからの時代を作る大学生や新社会人に向けて、メッセージをお願いします!

好奇心の赴くままにチャレンジしてほしいと思います。

失敗が怖いという観念はあると思いますが、その失敗も必ず次の挑戦の財産になります。

当時大きな失敗と感じていたことが、大人になって振り返ると大したことなかったなと思えることが絶対にあるので、失敗を恐れず、とりあえず挑戦することができるように、考え抜いていって欲しいです。



石部ん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました📗!

(聞き手・文:都丸じゅり)


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