Moyo Wheelchair 代表 長岡 心音さん
長岡 心音
出身:山形県山形市
誕生日:2006年生まれ
所属:Moyo Wheelchair・トビタテ留学 japan 9期
発展途上国の、 障がいのある人たちに車いすを寄付する活動を行い、障がいによる格差をなくすことがゴール。
現在はNGOを立ち上げ、2025年3月には実際にタンザニアに渡航予定。
またCAMPFIRE (クラウドファウンディングサイト) に支援を募り車椅子の寄付を行う。
今回は、そんな挑戦し続ける長岡さんの魅力に迫ってまいります!
(聞き手・文:浦尾うらん)
発展途上国の障がい者へ車椅子を
全ての人が夢を持てる世界に!
浦尾:Moyo Wheelchairはどのような団体なんでしょうか?
Moyo Wheelchairは、発展途上国に住む障がい者の生活水準を向上させることを目的とした団体です。
特にアフリカのタンザニアでは、障がい者の方々が適切な移動手段を持てず、学校や仕事に行くことが困難な状況があります。そこで、私たちは車椅子の寄付を通じて、彼らの生活の選択肢を広げる活動をしています。
また、支援の輪を広げるためにクラウドファンディングを活用し、資金を集めています。今はタンザニアの2つの障がい者支援団体と連携し、必要な人々に車椅子を届けるプロジェクトを進めているところです。
浦尾:なぜこの活動を始めようと思ったんですか?
きっかけは、ある日インターネットでケニアの障がい者の現状についての記事を読んだことでした。
そこには、適切な補助器具がなく、家の中に閉じこもるしかない人たちの姿がありました。
「日本では当たり前にあるものが、なぜ彼らには届かないのか?」
そう疑問に思い、調べていくうちに、発展途上国の障がい者が直面している課題を解決したいという想いが強くなりました。
また、私の母が特別支援学校の職員をしていたこともあり、車椅子や義足などの機器に興味を持っていました。その経験と、グローバルな視点を掛け合わせて、この団体を立ち上げました。
浦尾:具体的にどのような活動をしているんですか?
現在、クラウドファンディングを活用して車椅子を購入し、タンザニアの障がい者支援団体へ寄付するプロジェクトを進めています。
さらに、将来的には支援の規模を広げ、アフリカの他の国々にも活動を展開していきたいと考えています。
浦尾:クラウドファンディングを始めるにあたって、大変だったことは?
一番大変だったのは、初めての挑戦だったことですね。
クラウドファンディングの進め方が分からなかったので、まずは経験者に話を聞くところから始めました。実際に成功した人のアドバイスをもらうことで、目標金額の設定や、リターンの考え方を学ぶことができました。
また、学生という身もあってすごく時間が足りないことも大変でした。
クラウドファンディングのページを作成する際には、電車移動の時間やトイレに行っている時間で文章を書き上げて、できるだけ自分の隙間時間を使うように工夫しました。
浦尾:団体運営は一人で行っていると伺いましたが、本当ですか?
はい、今のところは立ち上げから運営まで、すべて一人で行っています。
やることが多すぎて時間が足りないと感じることもありますが、それでも「やりたい」という気持ちが強いので、何とかやりくりしています。今後は、同じ志を持つ仲間を増やしていきたいですね。
特に、SNS運用やクラウドファンディングの広報を手伝ってくれるメンバーがいると、もっと活動の幅が広がると思っています。
浦尾:今後の展望について教えてください!
まずは、クラウドファンディングを成功させることが直近の目標です。※現在は終了しています。
その先のビジョンとしては、タンザニアだけでなく、アフリカの他の国々にも支援を広げることを考えています。同じアフリカ圏であれば、タンザニアで得た経験を活かして、よりスムーズに支援ができると思っています。
また、個人的には国際協力の分野に進みたいと考えているので、大学では国際教養学を学び、より多角的な視点を持って活動を続けていきたいです。
浦尾:最後に、社会貢献に興味がある学生に向けてメッセージをお願いします!
「社会貢献をしたい」と思っても、最初は何から始めればいいか分からないことが多いですよね。
でも、実際に行動してみると、一人でもできることはたくさんあると気づきました。私も最初は何も分からない状態でしたが、まずは小さくてもいいので、一歩踏み出してみることが大事だと思います。
また、Moyo Wheelchairでは 一緒に活動してくれる仲間を募集 しています。興味がある方はぜひ気軽に連絡をください!
長岡さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました❤️!
(聞き手・文:浦尾うらん)
💡さらに詳しいインタビュー動画はこちら💡
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