Fuzion学生代表 福原海里 さん


福原海里
出身地:沖縄県うるま市
在籍大学:琉球大学 国際地域創造学部
<主な経歴>
高校3年生:沖縄発の人材育成プログラム
     「琉球frogs」に選出
大学1年生:農業系ベンチャーを共同創業
      古民家宿泊施設の立ち上げや
学生組織のメンターを経験
2024年7月:株式会社奇才を創業
現在 :学生団体Fuzion代表として活動中 (2025年2月21日現在)
<ビジョン>
“誰もが自分だけのワクワクを追求できる世界”
を目指す


今回は、そんな挑戦し続ける福原さんの魅力に迫ってまいります!
(聞き手・文:都丸じゅり)


「探求」と「融合」で
地球を僕らの遊び場に!



都丸:事業内容を教えてください

Fuzionは、「地球を僕らの遊び場にしよう」というコンセプトのもと、若者主体のプラットフォームを目指して活動しています。AIなどの先端技術を活用しながら、新しい遊び場や価値観を生み出し、若者が自由に発想し、挑戦できる環境をつくることを大切にしています。

現代は技術が進歩し、可能性が広がる一方で、既存の枠組みに縛られがちな側面もあります。Fuzionはその枠を壊し、若者が自ら未来を切り開ける力を育むことを目指しています。

「遊び場」という言葉には、自由な発想の場という意味と、学びと実践が融合する場という意味を込めています。子どもが遊びを通して成長するように、Fuzionではテクノロジーを学び、それを活かしたプロジェクトに挑戦することで、社会に新たな変化を生み出していきます。

都丸:具体的にどんな活動をされているんですか?

Fuzionの活動は、大きく分けて3つの軸で展開しています。

1. Fuzion Academy – 学びの場

Fuzion Academyは、AIや先端技術に関するワークショップや勉強会を通じて、新しい知識やスキルを身につける場です。若者が主体となり、最新の技術を学びながら、自らの可能性を広げることを目的としています。

2. Fuzion Community – 仲間とのつながり

Fuzion Communityは、共通の志を持つ仲間と出会い、学び合い、刺激を与え合うコミュニティです。仲間がいることで、「一緒に頑張ろう」「挑戦してみよう」と思える環境が生まれます。互いに応援し合いながら成長できる場として機能しています。

3. Fuzion Project – 実践の場

Fuzion Projectは、企業や自治体と連携し、学んだ知識やスキルを社会課題の解決に活かす実践の場です。実際のプロジェクトに関わることで、新しい価値を生み出し、成功体験を積み重ねることができます。小さな挑戦を積み重ねながら、より大きな課題へと挑戦していくためのステップとなる活動です。

この3つの取り組みを通じて、Fuzionは若者が自由に発想し、挑戦し、未来を切り開くための環境を提供しています。


都丸:福原さんは、現在の日本をどのように捉えていますでしょうか?

現代の若者の中には、日本の未来に対して悲観的になりがちな人が多いと感じています。報道などでも、不安をあおるようなニュースが多く、僕の周りでも「未来は決まっているもの」「誰かが変えてくれるもの」と考える人が増えている印象があります。

でも、未来は「誰かが作るもの」ではなく、「自分で切り開いていくもの」だと思っています。不確実だからこそ面白いし、そこにこそ可能性がある。AIやテクノロジーが進化する中で、「人間だからこそ楽しめる不確実性」もあるはずです。

Fuzionの活動を通じて、「未来は自分の手で変えられる」「自分の一歩が何かを動かすかもしれない」というワクワク感を持ち、行動できる若者が増えていくことを目指しています。


都丸:そんな現代で、何が重要になってくると思いますか?

これからの時代を切り開くために重要なのは、「探求」と「融合」だと考えています。

「探求」は、自分が本当にワクワクできるものを見つけ、それをとことん追求すること。心から熱中できるものがあると、困難があっても乗り越えるエネルギーが湧いてきます。未来を自分ごととして切り開くためにも、この「探求する力」が欠かせません。

しかし、どれだけ探求しても一人の力には限界があります。だからこそ、異なる分野や人とつながり、新しいアイデアを生み出す「融合」が大切です。違う視点を掛け合わせることで、これまでにないイノベーションが生まれます。

Fuzionという名前には、この「融合」の意味も込めています。「探求」と「融合」を軸に、新しい未来を創っていきます。


都丸:どのように「探求」と「融合」の機会を提供しているんですか?

「探求」については、Fuzion Academyで最先端のAI講座を受けることで、新しい技術に触れながら興味の幅を広げていけます。また、Fuzion Communityにはさまざまな分野に興味を持つ仲間がいるので、最初はやりたいことが分からなくても、一緒に何かに挑戦する中で「これ、面白いかも!」と気づくことができる環境です。

「融合」の面では、メンバー同士のつながりはもちろん、Fuzion Projectとして地方自治体とのコラボも行っています。とりあえずプロジェクトに参加してみることで、「自分の行動が社会に影響を与えている」と実感し、ワクワクが広がることもあります。すでにさまざまなプロジェクトがあるので、「何かやりたいけど何から始めればいいか分からない」という人でも挑戦しやすい環境が整っています。


都丸:これからの時代を作る大学生や新社会人に向けて、メッセージをお願いします!

自分のワクワクを見つけるヒントとして、大事なのは「課題解決」よりも「ワクワクを生み出す」という視点を持つことだと思っています。

世の中は悲観的なムードが強くて、何かを始めようとしても「どんな課題を解決するの?」と問われることが多い。でも、すでに世の中は課題であふれていて、全員が頑張っても課題はなくならないんじゃないかと思うんです。

それよりも、自分が「これ、面白い!」と思えることから新しいワクワクを生み出したり、一見普通に見えることでも視点を変えて「これ、めっちゃ面白いプロジェクトになるよね!」と考えたりするほうが大事です。「やらなきゃいけない」じゃなくて、「やりたい!」という気持ちを軸にすることが、自分のワクワクを見つけ、それを追求していくヒントになると思います。





福原さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました👀!

(聞き手・文:都丸じゅり)


💡さらに詳しいインタビュー動画はこちら💡