スイミー株式会社 代表取締役/発明クラブ アドバイザー 伊澤 祐太さん
伊澤 祐太
2014年
株式会社モバイルムーブメントに入社。
広告運用部を設立し、マネージャーを務める。
2019年
OrDie株式会社を共同創業。
心理的安全性ファシリテーターとしての活動も開始。
2020年
株を100%取得し、スイミー株式会社へ社名変更。
2023年
「エコノミスト未来賞2023」にて、 ”WELL-BEING部門”で受賞。
「○REC AWARD 2023」にて、”2023年を牽引する26人”に選出。
2024年
WSJ主催「The Future of Everything2024」にて、“Next Era Well-being AWARD部門”で受賞。
伊澤さんは、この発明クラブの立ち上げから携わって頂き、アドバイザーと出資を頂いています。
今回は、そんな伊澤さんにお話しを伺ってまいります!
(聞き手・文:都丸じゅり)
社会貢献を“仕事”に変える!
学生が主役のウェルビーイングプロジェクト!
都丸:事業内容を教えてください
私たち「発明クラブ」は、「学生の社会貢献活動参加を当たり前に」をミッションに掲げています。この活動の本質は、学生がただ参加するだけではなく、社会課題を自分ごととして捉え、実際に解決に向けた一歩を踏み出せる環境を作ること。
さらに、社会貢献を“事業”として形にし、報酬を得ながら取り組む仕組みを実現することで、「誰もが社会貢献に挑戦できる世界」を目指しています!
詳しい内容はこれからお話ししますが、私たちは社会貢献を通じて、心身だけでなく社会的なつながりも含めた幸福「ウェルビーイング」を追求しています。これが、持続可能な社会を築く真の基盤だと信じています。
都丸:事業を通してどの様な社会貢献・社会課題に取り組んでいますか?
社会貢献活動を“事業化”し、参加者に報酬を提供することで、「やりたいけど、時間やお金の壁がある」という学生の声に応える仕組みを作りました。この仕組みが、社会貢献への新しい扉を開くものと確信しています。
都丸:その社会貢献・課題の実現に対しての社会の現状を教えてください
残念ながら、日本は仕事に対する幸福度が世界最低水準という現実があります(パーソル総合研究所調査、18カ国中最下位)。これでは若者が「働くことって楽しい!」と思うのは難しいですよね。
また、文部科学省のデータを見ると、学生が社会貢献活動に使う時間は1週間でたったの2時間。学業やアルバイトに追われ、社会課題に向き合う余裕がないのが現状です。これは、私たちの挑戦すべき課題そのものです!
都丸:その現状に対しての最大の障壁は何になりますか?
最大の壁は、「社会貢献=無償」という固定観念です。
学生にとって、学業やアルバイトが優先されるのは当然のこと。けれど、社会貢献活動には「自己効力感」や「幸福感」を高める力がある。参加した学生の未来をより明るくする可能性を秘めているんです!
だからこそ、報酬を提供することで参加のハードルを下げ、社会貢献を“自分の未来を切り開くための活動”に変えていきたい。それが私たちの挑戦です。
都丸:その現状を打破するためにどの様な行動をされていますか?
私たちは、学生が主体的に動ける場を作るため、以下の活動に情熱を注いでいます。
1. 『Hatsumei Club(発明クラブ)』
社会貢献をテーマにしたYouTube番組を企画・運営し、学生が企業の社長や社会的リーダーに直接インタビューを行います。
学生は、番組を通じて報酬を得るだけでなく、学びと実践の場を手に入れます。一方で、企業は学生たちとの交流を通じて自社の価値を社会に広めるチャンスを得られます。
このプロジェクトでは、次世代の可能性と企業の価値が交わる瞬間を生み出しています!
2. 企業と連携したワークショップ
企業と共同で社会課題に挑むワークショップを開催。学生たちは企業の支援を受けながら、社会的価値を生み出す新しい発想に挑戦しています。
この取り組みは、学生にとっては実践の場であり、企業にとっては次世代の視点を取り入れるイノベーションの機会です。
3. 将来構想:学生と企業をつなぐプラットフォームの構築
学生がロールモデルやメンターと出会い、継続的に社会貢献活動に参加できる場を提供します。
このプラットフォームを通じて、企業と学生が共に価値を創り出す未来を目指します。
都丸:誰もが社会貢献を考え、社会をより良くしていくには、どうすれば良いとお考えですか?
社会を良くするために必要なのは、まず「自分自身がウェルビーイングであること」だと考えています。
社会というのは、何かをより良くしたいと願い、行動する人々の力によって形作られるものと心から信じています。全ての人が自分の得意を活かし、「自分の力で社会に貢献したい」と思える状態を作り出せば、自然と良い循環が生まれるはずです。
私たちHatsumei Clubは、そんな未来を創り出す原動力となりたい。そして、全ての人が「自分の人生は幸福だ」と感じられる社会を実現したいです。そのためにも、この活動に全力を注いでいます!
都丸:これからの時代を作る大学生や新社会人に向けて、メッセージをお願いします!
「社会人になりたくない」「未来に希望が持てない」と思わせてしまっている現状、本当に申し訳ないと思っています。そして、そんな現状を変えたいからこそ、私たちはこの活動を始めました!
現時点では、まだ規模が限られている取り組みですが、いずれは全ての人が自由に参加できる大きな仕組みへと成長させたいと本気で考えています。
そのためにも、一歩ずつ挑戦を重ね、社会貢献を当たり前の文化にしていきたいと思っています。
もし共感していただける部分があれば、ぜひこの活動を通じて一緒に新しい挑戦の輪を広げていきましょう!
伊澤さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました🍀!
(聞き手・文:都丸じゅり)
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