child’sスポーツクラブ 代表/株式会社CDe 代表取締役 倉持 智紀さん
倉持 智紀
株式会社CDe 代表取締役
・サラリーマンで5年間の幼児体育経験を経て、2019年に株式会社CDeを創業
・子ども向けスポーツクラブを3年で10カ所以上に展開
・さらにサッカースクールの運営しており、 総会員数は180名
今回は、そんな挑戦し続ける倉持さんの魅力に迫ってまいります!
(聞き手・文:都丸じゅり)
子どもたちの未来のために、
優秀な教育者の育成を!
都丸:事業内容を教えてください
一つは、子供向けスポーツクラブ(体操教室やサッカースクールなど)を、都内に10ヶ所ほど展開しています。
また、子ども向けのイベントも開催しています。
年間700人ぐらいが参加してくれる『ラーニングプロジェクト』というイベントを開催していて、”学ぶって楽しいを体感する”をコンセプトに、田植え体験や、飛行機に乗る「ラグジュアリーフライト」、サマーキャンプやウィンターキャンプなどを通して、子どもだちが実際に体験しながら学べるイベントを運営しています。
さらに派遣事業も行っていて、
フィットネスクラブや保育園に体操の指導員を派遣をさせていただいて、専門的な体育の授業を提供しています。
あとは、大人向けに起業塾も去年から始めました。僕が講師となって、起業したい大人や学生さんに、マンツーマンでアドバイスして、起業をサポートさせてもらっています。
都丸:事業を通してどの様な社会貢献・社会課題に取り組んでいますか?
僕たちが一番解決したい問題は、教育者の育成です。
優秀な人材が「先生」にならないと、いい教育は実現しないので、子どもたちのためにも解決すべき課題だと思います。
都丸:その社会貢献・課題の実現に対しての社会の現状を教えてください
海外と比べると、日本の教育者の社会的地位が、圧倒的に低いのが現状です。
それこそ保育士さんの低賃金問題や重労働の問題などいろいろありますが、これが欧米や北欧だと、弁護士並みに先生の待遇がいいんです。そうすると優秀な人材が先生という職業につきたいと思うようになるじゃないですか。
日本ではそういう現状がない上に、残業時間や時間外労働が長いことが注目されていたりするので、志す人が少なくなっているんです。
また、ベテランの先生と言われる人たちも、自分たちの仕事で精一杯になってしまい、新しく入ってきた人材の教育にまで十分に手が回らず、育成ができないという現状もあります。
都丸:その現状に対しての最大の障壁は何になりますか?
教育に対してかけるお金が少ないことが最大の障壁です。
国が介入して、もっとお金をかけるようにしていく必要があると思います。
都丸:その現状を打破するためにどの様な行動をされていますか?
僕たちは他社よりも高待遇で社員を雇ったり、時給単価を上げたり、福利厚生的なところにも力をいれて、優秀な人材を確保することに努めています。
また、教育事業は「次の大人を育てる仕事」でもあるので、スクールに通ってくれる子どもたちが、そういった社会課題に関心を持って将来行動できるように、子どもたちに社会のことを教えるということも行っています。
それこそ少し難しいけど、戦争や歴史、社会制度や税金のことを興味が生まれるように伝えているので、子どもたちの社会課題への関心が少しでも増えてくれればなと思っています。
都丸:誰もが社会貢献を考え、社会をより良くしていく」には、どうすれば良いとお考えですか?
起業をしたらいいと思います。
起業って、全部自分でやらなきゃいけないんですよね。でも、だからこそ雇用や物の売り方、必要なリソースなど全てが見えてくるようになります。
僕が聞いた言葉ですごくしっくりきた言葉があって、普通の人ってお金をもらって仕事をするんですよね。でも起業家は、お金を払って仕事をする。最初の投資であったりとか、働いてくれる方に支払う給料だったりとか。そうすると見えてくるものが全く違うので、人生のうち1回は自分で起業すると、社会貢献したいという人が増えるのかなと思います。
僕自身、起業前は不平不満が多かったんです。
なんでこんなに頑張っているのに評価してくれないのか、とか、給料が上がらないとか。
でもやっぱり起業して立場が変わると、給料を払いたいんだけど払えない理由がわかるようになるんです。それを実感することで、不平不満が減ったというか、他責から自責に変わったというのが自分の中で大きな変化に感じています。
他責ではなく自責の人が増えたら、世の中自然といい方向に行くんじゃないかなと思うので、ぜひ皆さんに1度は起業してみていただきたいです。
都丸:これからの時代を作る大学生や新社会人に向けて、メッセージをお願いします!
これからの時代を作るのは、本当に学生さんや子どもたちだと僕は本気で思っているので、ぜひなんでもチャレンジして欲しいですね
学生だからとか若いからとか、本当に関係ないし、世界的に見れば10代で大活躍している人もたくさんいるので、臆せずいろんなチャレンジをして、いろんな世界や仕事を経験してみていってほしいなと思います。
倉持さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました🌼!
(聞き手・文:都丸じゅり)
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