株式会社Gab 代表取締役CEO 山内 萌斗さん

山内萌斗
静岡大学情報学部行動情報学科中退。
2019年12月に株式会社Gabを設立。
株式会社Gabは、「社会課題解決のハードルを極限まで下げる」をミッションに掲げ、ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」やエシカルブランドに特化した商品販売・グロース支援・ロールアップ事業「エシカルな暮らし」等、複数のソーシャルビジネスを展開。また、丸井グループ様やセブンイレブンジャパンなど大手企業との協業実績も多数。現在5期目。


【実績】

東京大学起業家育成プログラムEGDE-NEXT2018年度

同プログラムシリコンバレー研修選抜メンバー

MAKERS UNIVERSITY 5期生 水野雄介ゼミ代表

Forbes Japan contents partner


今回は、そんな挑戦し続ける山内さんの魅力に迫ってまいります!

(聞き手・文:都丸じゅり)




ゴミ拾いをゲームに!

楽しく地球を守る新習慣。


都丸:事業内容を教えて下さい

大きく2つの事業に取り組んでいます。ゲーム感覚ゴミ拾いイベント「清走中」と、エシカルブランドに特化した商品販売&グロース支援プラットフォーム「エシカルな暮らし」です。
「清走中」は、ゴミ拾いとゲーミフィケーションを融合したゲーム感覚のゴミ拾いイベントです。
<主なルール>
①街に落ちているゴミがポイントに変化
②LINEに通達されるミッションに参加
③上位チームには豪華景品を贈呈


「エシカルな暮らし」は、累計180を超えるエシカルブランド様が活用してくれているプラットフォームです。

国内最大級のSDGsメディアを運営しながら、脱プラ包装&脱炭素配送のEC、グロース支援事業を備えた常設店舗の経営を行い、エシカルブランド様の事業成長を支援しています。


事業を通してどの様な社会貢献・社会課題に取り組んでいますか?

清走中では、ゴミ拾い×ゲームのエンタメイベントにより、ポイ捨てする人の数よりも、ゴミを拾う人の数を増やすことで、ポイ捨てゼロの状態を維持することを目指しています。
エシカルな暮らしでは、エシカルブランド様の事業支援を通して、社会課題の解決に取り組んでいます。ものを作る際に社会課題にこだわることは大切なんですが、大前提で消費者のニーズにフィットしているかを意識しないと、誰も買ってくれなくて、社会が前進しない状態になってしまうんですよね。
そこで売り方の開発だったり、拡販支援をしたりすることでエシカル事業の成長をサポートし、日本がエシカル消費先進国になることを目指しています。


都丸:その社会貢献・課題の実現に対しての社会の現状を教えてください

ポイ捨て問題、エシカル消費ともに重要性について認識している人が多い一方で、「ハードルが高い」点が課題です。両課題に対して「意識高い」印象がどうしても根付いてしまっている現状があると思います。


都丸:その現状に対しての最大の障壁は何になりますか?

ゴミ拾いは、地味でつまらないというイメージ、
エシカル消費は、他商品より値段が高い、デザイン性・機能性に劣るというイメージが根付きつつ、実態としてもそういった点があるのが障壁です。


都丸:その現状を打破するためにどの様な行動をされていますか?

とにかく「正しさより、まず楽しさ!」をコンセプトに、本能的・直感的に自然と心動かされる仕組みづくりに取り組んでいます。


都丸:「誰もが社会貢献を考え、社会をより良くしていく」には、どうすれば良いとお考えですか?

社会貢献には”意識高い”というイメージがあるので、”意識低い系”ムーブメントをもっと増やすべきだと思います。
具体的には、意識の高い低いに関わらず「誰でもゴミ拾いは当たり前にする」というイメージをつくったり、
なにかに配慮してエシカルな商品を買うというより、「好きな芸能人とおそろいで買ったものがエシカル商品だった!」というくらいの、”意識低い”と言われるような人たちが、その意識のまま自然と行動ができるような絵を思い浮かべて、それを実現させるのが大切だと思います。


都丸:これからの時代を作る大学生や新社会人に向けて、メッセージをお願いします!

まずは、とにかく行動することが大事だと思います。社会課題に取り組みたいと思っても、最初に思い浮かんだアイデアがなかなか上手くいかないことってよくあるんですよね。
でも、自分自身や周りの起業家たちも、そこで諦めず、2個目3個目のアイデアで改善していって上手くいっていることがよくあります。
だから、2個目以降のアイデアにいかに早く到達するか、が大事になって来ると思うんです。失敗はするかもしれないけど、すぐに次を試すことで成功の確率はどんどん上がっていきます。
そのために、何事にも臆することなく、まずは起業してみることをおすすめしています。



山内さん、貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました🌈!

(聞き手・文:都丸じゅり)


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